こんにちは、田中 です。
最近、「長期金利が上がった」「金利のある世界に戻った」というニュースをよく見かけます。
株式市場や住宅ローンの話題として語られることが多いですが、実はこの長期金利、私たちが加入している生命保険の中身にも静かに影響しています。

① 保険料って、どうやって決まっているの?
生命保険の保険料は、主に次の3つで決まります。
この「運用」の部分で使われている基準が、長期金利(主に長期国債の利回り)です。
保険会社は、集めた保険料をすぐに使うわけではなく、長期間・安定的に運用します。
つまり、
という背景があります。
② 昔に入った高予定利率の保険は、今の金利環境では「代替できない商品」になっている
昔に入った高予定利率の保険は、よく「今見ると、意外と価値が高い」と言われます。
特に、昔から加入している終身保険や養老保険は、
に作られています。
これを解約してしまうと、現金にはなるけれど同等の保険には二度と戻れない、という不可逆な選択になります。
つまり、今、金利が上がったから有利ではなく当時の良い条件は今では作れないという点です。
③ 素人でも分かる「有利かどうか」の見分け方
「予定利率が〇%だから…」と言われても、正直よく分かりませんよね。実は、予定利率そのものを見る必要はありません。
見るのは、以下のチェック項目だけも十分判断が可能です。

✔ チェック①
解約返戻金が100%を超えるタイミング
このタイミングが早いほど、お金の増え方が良い設計と考えて差し支えありません。
✔ チェック②
払込終了後も、解約返戻金が伸びているか
これは、金利が高かった時代の前提で作られた保険に多く見られます。
✔ チェック③
同じ死亡保障なのに、今より保険料が安い
今、同じ条件で入り直そうとしても、同等の商品はほぼ作れません。これは、「今では代替できない」という意味での価値です。
④ 注意点:金利上昇局面では「急がせ営業」に注意
金利が上がると、こんな言葉を聞くことがあります。
確かに一部は事実ではありますが、それと「今の保険を解約すべきか」は別問題です。
特に、昔から入っている終身保険や養老保険は、
という、取り消せない選択になります。

相続対策で保険を「動かさない」という選択
相続対策というと、
と、「何かをする」発想になりがちですが、保険については「あえて何もしない」ことが最適解になるケースもあります。
相続対策では「保険は完成された仕組み」
生命保険は、相続の場面で見ると、
など、すでに完成度の高い仕組みです。
そのため、
よりも、
という判断が、一番リスクが少ないことも多いのです。
「払済」という中間的な選択肢
相続対策では、
という場面もあります。
その場合に使われるのが、払済(はらいずみ)という選択です。
保険を「固定資産化」するイメージに近いです。
これは、
という場面では、非常に理にかなった選択と言えます。
保険の見直しで一番大切なのは、「なぜ動かすのか?」が、はっきりしているかです。
ここが曖昧なまま動かすと、あとから取り戻せない選択になりやすいです。
終わりに
相続対策では、「何かを変える」ことより、「今あるものをどう活かすか」を考える場面が多くあります。生命保険も、その代表的な一つです。
解約や組み替えを前提にせず、全体の中での位置づけを整理したい場合は、お気軽にご相談ください。
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