~アセットアロケーションとポートフォリオの違い~ - 【王子エリア周辺の不動産売却】センチュリー21あすみ

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田中ブログ

~アセットアロケーションとポートフォリオの違い~

こんにちは、田中 です。

投資の世界では、「何にどれくらい投資するか?」を考えることがとても大切です。

これをお弁当作りに例えてみましょう。

私たちがお弁当を作るとき、バランスの良い食事を意識しますよね。たとえば、「お肉を多めにしてスタミナをつけよう」とか、「炭水化物を控えてヘルシーにしよう」といった具合です。このような「何をどれだけ入れるか」を考える工程がアセットアロケーションです。そして、ステーキ100g、ごはん150g、サラダ50g をチョイスして詰めて出来上がったお弁当がポートフォリオです。

アセットアロケーション=お弁当の配分方針(設計図)

アセットアロケーションは、お弁当の中身をどういうバランスで詰めるか、を決めることです。

  • 「栄養(=リターン)を高めたいから、ステーキ(株式)を多めにしよう」
  • 「体力をつける(=価格変動が少ない)ごはん(債券)を多めにして、安定感を出そう」
  • 「野菜(=現金や低リスク資産)もちょっとは必要だよね」

というように自分の健康状態(=リスク許容度)や目的(=資産運用の目標)に応じて全体のバランスを考えます

ポートフォリオ=実際に詰めたお弁当(完成形)

ポートフォリオは、アセットアロケーションで決めた方針に沿って実際におかずを詰める作業のことです。具体的な「中身」や「銘柄」「金額」を決めます。

  • ステーキ(日本株)100g
  • サラダ(外国債券)50g
  • ごはん(日本国債)150g
  • フルーツ(現金)30g

リバランス=お弁当の中身の調整

ちょっと最近疲れ気味だったり(=株価が上がって配分が崩れたり)したら、ステーキちょっと減らして、サラダやフルーツを足そうかな、と最初に決めたバランスに戻す作業が必要ですよね。

なぜこの順番が大切なのか?

アセットアロケーションは「戦略(設計図)」、ポートフォリオは「実行(中身)」です。
多くの研究で、長期的な運用成果の7~9割がアセットアロケーションで決まると言われています。

投資の世界では、この2つをうまく設計・管理することが、資産運用の成果を大きく左右します。

アセットアロケーションとは? ~投資戦略の「設計図」~

アセットアロケーションとは、どの資産クラスに、どれだけの割合で投資するかを決める戦略のことです。

資産クラスには、たとえば以下のようなものがあります:

  • 株式(国内株・海外株)
  • 債券(国債・外国債券)
  • 不動産
  • 現金・預金
  • 金などのコモディティ

これらをどう組み合わせるかによって、リスクとリターンのバランスが変わります。たとえば、「リスクを抑えたい人」は債券や現金を多めに、「積極的に増やしたい人」は株式を多めに配分するのが一般的です。

例:アセットアロケーションの一例

  • 国内株:25%
  • 海外株:25%
  • 債券:25%
  • 現金:25%

これはあくまで「配分方針」。ここで具体的な銘柄はまだ決まっていません。

ポートフォリオとは? ~戦略を形にした「中身」~

アセットアロケーションで決めた配分方針に基づき、実際に購入・保有する資産を組み合わせていきます。

例:ポートフォリオの中身(一例)

  • ○○株 30万円分(国内株)
  • S&P500 ETF 40万円分(海外株)
  • 日本国債 20万円分(債券)
  • 普通預金 10万円(現金)

アセットアロケーションが同じでも、どの銘柄を選ぶかによってポートフォリオは人によって異なります。

リバランスとは? ~崩れたバランスを整えるメンテナンス~

投資を続けていくと、株価の上昇や下落などにより資産の配分が変化します。たとえば、株価が上がって全体の中で株式の割合が大きくなってしまうこともあります。

そうしたときに当初のアセットアロケーションに戻すために、株式の一部を売却もしくは買い増ししてバランスを調整します。これにより、リスクの取りすぎを防ぎ、長期的に安定した運用をサポートできます。

例:リバランスのイメージ

  • 株式の比率が30% → 40%に増加
  • その分を一部売却して、減った債券や現金を買い増し

なぜアセットアロケーションが重要なのか?

数多くの金融研究によれば、長期的な投資成果の7〜9割はアセットアロケーションで決まるとも言われています。
つまり、「どの株を買うか」よりも、「どの資産にどれだけ投資するか」を決めるほうが、運用成績に大きく影響するということです。

その前に考えるべき、最も大切な4つのこと

資産運用というと、「何に投資するか?」つまりポートフォリオの構成にばかり意識が向きがちです。ですが、本来その前に取り組むべきことがあります。

それは、自分自身の目的・時期・原資・性格といった「軸」を明確にすることです。これらの要素は、単なる事前準備ではなく、ライフプランと資産運用とを結びつける極めて重要なステップです。

1. 目的(Why):なぜお金が必要なのか?

老後の生活資金、子どもの教育費、住宅購入、退職後のセカンドライフ資金など。
「何のために運用するのか?」という“目的”を最初に明確にすることで、ゴールが定まり、ぶれない判断軸ができます。

2. 時期(When):いつ必要になるのか?

目的によって、資金が必要になるタイミングは大きく異なります。
それが「3年後」なのか、「10年後」なのか、「25年後」なのかによって、リスクの取り方(=資産配分)は根本的に変わります。

3. 原資(How Much):いくら投資に回せるのか?

毎月いくら積み立てられるのか、一括でどれくらい投資できるのか。
日常生活に支障が出ない範囲で、無理のない金額を見極めることが、長期的な投資継続の鍵になります。

4. 性格(Risk Attitude):どれだけのリスクに耐えられるか?

たとえ合理的に説明されても、心がついてこない投資は継続できません。
過去の投資経験や、値動きに対する耐性など、自分の「性格」と向き合うことは、資産配分の土台となります。

この4つを明確にしたうえで、初めて「資産をどのクラス(株・債券・現金・不動産など)に、どれくらいの割合で配分するか」というアセットアロケーションを決定します。そして、「具体的にどの商品・銘柄に投資するか?」というポートフォリオ設計へと進んでいくのです。

まとめ:自分軸から始める設計こそが最大の武器

資産運用においては、目先のリターンや商品選びにとらわれるのではなく、自分の目的・時期・原資・性格という4本の軸を固めることが、最も大切です。ここがブレていると、相場の波やニュースに一喜一憂し、結果として投資をやめてしまうリスクがあります。

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